東松山市議会・本会議で意見書が採択 9月25日
老朽化した東海第二原発の運転期間延長させないことを求める意見書
埼玉県吉見町議会
老朽化した東海第二原発の運転期間延長させないことを求める意見書
東海第二原発は、2011年の東日本大震災時の地震・津波で冷却機能の一部を失い、一時危機的な状態となった。その東海第二原発は今年で運転開始から40年を迎え、廃炉予定である。ところが昨年11月に日本原子力発電は、運転期間の20年延長を原子力規制委員会に申請した。東海第二原発の圧力機器は40年使用を前提に作られている。延長されれば60年という長期にわたり、想定していない問題を生じる可能性がある。
停止している原発の再稼働には、構成機器に重大な不具合が生じる危険性がある。7年間停止し、その後再稼働した玄海原発3号機は蒸気漏れ事故を起こした。事故時、瓜生九電社長は「6~7年止めているので、何があるかわからない」と述べた。また、「原子力規制委員会は5月23日、東海第二原発を含む7原発12基で腐食や穴が見つかった」と公表した。このことは、再稼働の危険性を証明した。
東海第二原発の周辺には、わずか2.8kmの距離に再処理工場が立地するなど、東海村の原子力関連施設には、高レベル放射性廃棄物が大量に貯蔵されている。東海第二原発が事故を起こした場合、複合災害の危険性がある。
日本列島は地震・火山の活動期に入ったと言われ、いつどこで災害が起きても、おかしくない。現に9月6日に北海道で震度7の大地震があり、北海道全域で大停電が発生、泊原発は外部電源が喪失、非常用発電源で凌いだ。南海トラフや首都圏直下型地震も想定されている。
福島第一原発事故で、住民の避難計画が30キロ圏に拡大された。東海第二原発の場合、30キロ圏内に約96万人が住んでおり、避難に介助の必要な人は6万人に達する。迅速な避難は不可能といえる。
事故が起きれば首都圏に住む3000万人にも被害が及ぶことも必至である。全ての人を避難させることは不可能である。
問題の多い東海第二原発の運転期間延長・再稼働を行わないことを要請する。
以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成30年9月21日
宛 先
衆議院議長 大島理森殿
参議院議長 伊達忠一殿
内閣総理大臣 安倍晋三殿
総務大臣 野田聖子殿
経済産業大臣 世耕弘成殿
環境大臣 中川雅治殿
原子力規制委員会委員長 更田豊志殿
埼玉県吉見町議会
老朽化した東海第二原発の運転期間延長させないことを求める意見書
埼玉県東松山市議会
老朽化した東海第二原発の運転期間延長させないことを求める意見書
東海第二原発は、2011年の東日本大震災時の地震・津波で冷却機能の一部を失い、一時危機的な状態となった。その東海第二原発は今年で運転開始から40年を迎え、廃炉予定である。ところが昨年11月に日本原子力発電は、運転期間の20年延長を原子力規制委員会に申請した。東海第二原発の圧力機器は40年使用を前提に作られている。延長されれば60年という長期にわたり、想定していない問題を生じる可能性がある。
停止している原発の再稼働には、構成機器に重大な不具合が生じる危険性がある。7年間停止し、その後再稼働した玄海原発3号機は蒸気漏れ事故を起こした。事故時、瓜生九電社長は「6~7年止めているので、何があるかわからない」と述べた。また、「原子力規制委員会は5月23日、東海第二原発を含む7原発12基で腐食や穴が見つかった」と公表した。このことは、再稼働の危険性を証明した。
東海第二原発の周辺には、わずか2.8kmの距離に再処理工場が立地するなど、東海村の原子力関連施設には、高レベル放射性廃棄物が大量に貯蔵されている。東海第二原発が事故を起こした場合、複合災害の危険性がある。
日本列島は地震・火山の活動期に入ったと言われ、いつどこで災害が起きても、おかしくない。現に9月6日に北海道で震度7の大地震があり、北海道全域で大停電が発生、泊原発は外部電源が喪失、非常用発電源で凌いだ。南海トラフや首都圏直下型地震も想定されている。
福島第一原発事故で、住民の避難計画が30キロ圏に拡大された。東海第二原発の場合、30キロ圏内に約96万人が住んでおり、避難に介助の必要な人は6万人に達する。迅速な避難は不可能といえる。
事故が起きれば首都圏に住む3000万人にも被害が及ぶことも必至である。全ての人を避難させることは不可能である。
問題の多い東海第二原発の運転期間延長・再稼働を行わないことを要請する。
以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成30年9月25日
宛 先
衆議院議長 大島理森殿
参議院議長 伊達忠一殿
内閣総理大臣 安倍晋三殿
総務大臣 野田聖子殿
経済産業大臣 世耕弘成殿
環境大臣 中川雅治殿
原子力規制委員会委員長 更田豊志殿
埼玉県東松山市議会
老朽化した東海第二原発の運転期問延長
させないことを国に求める請願
東松山市議会と吉見町議会で委員会採択されました。
東松山市議会 総務委員会 9月10日
「東海第二原発運転期間延長反対」請願は東松山市議会・総務委員会で採択されました。
1日がかりの審議でした。
午前中は参考人招致について、自民党から必要ないとの意見が出ていて、それを調整し、参考人は一人ということになりました。
午後は1時半から「核兵器禁止条約批准」の請願がまず審議され、賛成4票で採択されました。
休憩を挟んで、「東海第二原発運転期間延長反対」請願は午後3時45分からの審議となりました。
最初に紹介議員の石井さんから請願文の読み上げという形で趣旨説明があり、その後私から補足する形で、特に東海第二原発運転期間延長反対に絞った請願にしたこと、避難の難しさなどについて意見を述べました。
質疑応答に移り、自民党のS議員から「請願の趣旨には賛同するが、地元の意向を尊重すべき」との質問があり、水戸市議会が「再稼働反対」の決議をしていること、東海村、日立市などは決議をしていないことなどを紹介しました。
その後、S議員から趣旨採択の動議が出されましたが、これは賛成2票で否決され、請願の採決に入り、賛成4票で採択されました。
それぞれの採決で、賛成の過半数で処理されましたので、反対棄権の対応は不明です。
全て終了したのは午後5時を過ぎていました。
本会議審議は9月25日です。
吉見町議会 総務委員会 9月13日
吉見町議会総務建設委員会での「東海第二原発運転期間延長反対」請願の審議は午後5時に始まりました。
委員会の委員長は杉田議員ですが、紹介議員なので副委員長のIY副委員長が代理で議事運営に当たりました。
紹介議員の杉田議員が、参考人質疑ができないため、私の用意した趣旨説明を読み上げる形での紹介議員としての趣旨説明となりました。
討論は、公明党のA議員が反対討論にこだわりを見せました。他に、T議員からは賛成討論、K議員からの質問等があり、採決に入りました。
杉田議員を含め4名が賛成の挙手だったので、4-2での採択だと思ったところ、議会事務局から杉田議員は委員長なので採決に加われないと指摘されました。で、公式には3-2での採択となりました。
この処理は疑義のあるところです。討論に参加している委員長が採決に加われないのであれば、代理で議事運営をしている副委員長に採決権があってしかるべきです。実質的には4-2の採択と考えていいかと思います。
採決に加わらなかったのは杉田委員長(共産党)、IY副委員長(保守系無所属)、賛成はU委員(保守系無所属=議長)、T委員(革新系無所属)、K委員(保守系無所属)、反対はA委員(公明党)、IS委員(保守系無所属)ですが、多分IY副委員長は賛成の立場だと思います。委員会で、実質5名の賛成議員が確保出来ていることになります。
本会議は9月21日ですが、本日の委員会では保守系3議員が実質的に賛成してくれているので、本会議でも他に保守系議員で賛成に回ってくれる議員は出てくると思いますので、かなりの確率で本会議採決の見通しが出てきました。
本会議審議は9月21日です。
老朽化した東海第二原発の運転期問延長
させないことを国に求める請願
老朽化した東海第二原発の運転期問延長させないことを国に求める請願
さよなら原発東松山の会
代表:梅津達也(東松山市日吉2-2-24)
他 名
老朽化した東海第二原発の運転期問延長を行なわないように関係機関に働きかけることを要請します。
東海第二原発は、2011年の東日本大震災時の地震・津波で冷却機能の一部を失い一時危機的な状態となりました。その東海第二原発は今年で運転開始から40年を迎えています。ところが昨年11月に日本原子力発電は、運転期問の20年延長を原子力規制委員会に申請しました。東海第二原発の圧力機器は40年使用を前提に作られており、延長されれば60年という長期にわたるものになり想定していない問題が生じる可能性があります。
それに7年問も止めていた原発を再稼働させることは機器にどのように不具合が生じるか予想もつきません。例えば7年問止まつていて再稼働した玄海原発3号機の蒸気漏れ事故時、瓜生九電社長は「6~7年止めているので何があるかわからない」と本音を述ぺています。それを裏付けるかのように原子力規制委員会は5月23日、東海第二原発を含む7原発12基で腐食や穴が見つかったと公表しています。
加えて、福島第一原発事故以降住民の避難計画が30キロ圏に拡大されました。東海第二原発の場合、30キロ圏内に約100万人が住んでおり実際に避難計画が策定できるか困難を極めています。また、事故が起きれば首都圏に住む3000万人にも被害が及ぶことは必至です。3000万人の避難計画を策定することも必要になります。埼玉県の存在にも関わる重大な問題です。
私たち「さよなら原発東松山の会」では脱原発を訴えて、平成24年8月から2ヶ月に一度パレードを続けてきました。上記のような状況を踏まえて、問題の多い東海第二原発の運転延長を行わないように関係機関に働きかけることを強く要請します。
上記のとおり請願いたします。
平成30年8月27日
東松山市議会議長 岡村行雄 殿
(吉見町議会議長 内野正美 殿)
東海第二原発の運転期問延長反対請願署名のお願い
私たち「さよなら原発東松山の会」では脱原発を訴えて、平成24年8月から2ヶ月に一度パレードを続けてきました。
昨年11月に日本原子力発電は、東海第二原発運転期問の20年延長を原子力規制委員会に申請しました。東海第二原発は首都圏に立地する原発であり、一度事故が起これば甚大な被害が想定されます。
私たちは東海第二原発の運転期間延長反対を東松山市議会と吉見町議会に請願することとしました。この請願に賛同の署名のご協力をお願いします。
請願はどなたでもできます。今回は東松山市議会と吉見町議会に請願を出しますが、両自治体の住民でなくとも署名は可能です。外国人の方でも、外国に在住の方でも可能です。どちらか一方の議会への請願署名でも結構ですが、両義会への請願に賛同いただける場合は、それぞれの議会宛の請願書に署名してください。
2018年9月議会に請願を提出しますが、この提出期限が8月27日午前中です。署名締め切りを8月26日とさせて頂きます。この日までに必着で下記の担当先にお届けください。
ご協力よろしくお願いします。
2018年8月10日
さよなら原発東松山の会 代表:梅津達也
担当先:さよなら原発東松山の会
〒355-0156 埼玉県比企郡吉見町長谷1504-250
電話070-6985-1073 E-mail<runner@jca.apc.org>(担当:仁井谷)
それぞれの議会宛の請願署名用紙は以下からダウンロードしてください。
埼玉県議会「原発再稼働推進」意見書に抗議する